他地域の城郭復元計画
 最近全国で、城郭(建物)を、復元しようという運動・計画が進んでいます。それだけ各地の城郭は、地域のシンボルであり、地域住民共通財産として認識されているからだと思われます。近くでは、大洲城の天守閣が立派に復元され、多くの城郭ファンが訪れているそうです。
 復元にあたっては、文化庁よりの復元許可は、写真などに基づく、計画でないと認められないとのことで、各地の自治体・関係者も資料収集に苦労されているようです。

 ここでは、近辺の城郭復元計画の記事を列記しております。地域に密着した情報ですので、掲載HPへのリンクに留めておきます。
城郭名称 掲載記事記事 掲 載 内 容
高松城
(玉藻城)
高松城跡天守台石垣修理
四国新聞特集記事
高松城跡天守台石垣修理工事進捗状況を写真で紹介
高松城跡現地見学会
2006.07.29
高松城跡で天守台石垣修復工事開始前に現地見学会が開催
 [ 四国新聞記事 2006.7.30 ]
四国新聞 シリーズ追跡
2003.10.12
「高松城天守閣は復元できるかの」特集記事
高松城復元
[高松市HP]
史跡高松城跡”玉藻公園”公式HPこちら
小浜城
(雲浜城)
小浜城天守閣復元
[小浜市HP]
・小浜城天守閣復元整備計画
・京極家が築城し、酒井家が完成させ幕末まで統治 
大洲城 大洲城復元工事 ・工事を担当した建設会社「ハザマ」のHP  その2
大洲城復元特集 八幡浜・大洲地区広域市町村圏組合のHP
  (復元工事の経緯、インタビューなど)
津山城 津山城復元に向けて
津山城復元 [津山市HP] 津山城跡の保存整備事業の紹介

文化財学 三浦研究室 文化財復元研究をしている広島大学三浦研究室のHP

 丸亀城跡 土塀白壁補修 工事状況(3)             
 平成17年3月22日
 昨年秋工事が始まった土塀補修工事も終了し、足場が撤去され真白な白壁が姿を現しました。水面に土塀が映え、丸亀城撮影ビューポイントの一つが復活しました。
 

  
城内側も植木・庭石も撤去されスッキリ復元      同時に昨年の台風で破損した天守外壁補修も終了
 丸亀城跡 土塀白壁補修 工事状況(2)             
平成17年1月29日
 真白な白壁が姿を表しました。屋根部分も補修工事は終了したようです。
  

平成16年11月29日
 工事もかなり進んでいるのでしょう。今年は台風が多く、天候不順のため工事も予定どうりはなかなか進まないのでは!

  
         本丸からの全景                      シートの間から工事の様子が

 丸亀城跡 土塀白壁補修 工事状況(1)             
平成16年9月24日
 土塀白壁補修工事が本格化しました。補修部分は工事用屋根が掛けられ、足場はシートで覆われています。城内側は工事事務所も建ち、工事範囲は工事用塀で区分されました。工事の様子は見えません。どのような工事をするのか知りたいものですが!

  


  

  
台風が多くその度に一時シートを片付け!           工事中写真が掲示されています。  
 新谷耕造さん 都市緑化功労者として国土交通大臣表彰受賞  香川県ホームページより 

平成15年度都市緑化及び都市公園整備・保全美化運動における
    都市緑化功労者国土交通大臣表彰受賞

                                    発表日:2003年10 月17日

 平成15年度「都市緑化月間」(10月1日から31日)は、『都市に緑と公園を』の全国テーマのもと、広く国民の理解と協力を得て、都市における緑の保全・創出や、都市公園、街路樹の整備等を推進し、住民参加による緑豊かな美しいまちづくりを展開するため、全国的に実施されています。
 この表彰は、「都市緑化月間」において、都市における緑化の推進、緑地の保全、都市公園の整備等に功績のあった個人又は民間団体に対し国土交通大臣から感謝状が授与されるものです。

1.受賞者 個人32、団体9 計41人・団体
   本県受賞者:新谷 耕造(にいや こうぞう)丸亀市73歳
   受 賞 区 分:都市公園、緑地協定区域内等における保全・美化運動に顕著な功績のあった個人
   功     績:都市公園である「亀山公園(丸亀市)」内の丸亀城跡の石垣に繁茂する雑草・雑木の除草・伐根を、昭和45年からの長き(33年間)にわたりザイルを用いた垂直降下の特殊技能を活かして作業を行うことに加え園内の清掃、文化財や施設の点検、花木の植え付けを行っており、必要な資材、道具類も全て自前準備してボランティア活動を行い、景観の保全に寄与しました。

2.感謝状の授与
  「都市に緑と公園を」全国大会(主催:(社)日本公園緑地協会)において実施
    日 時:平成15年10月24日(金)11:00から
    場 所:日比谷公会堂
            なお、当日は新谷氏が個人又は民間団体を代表して受賞されます。
丸亀城石垣の着生樹木除去対策について、調べていましたら上記の記載が目にとまりました。
 丸亀城石垣の着生樹木除去対策について              磯野秀則
 1.現状
  (1)石垣の目地に生えている樹木の種類、特性
      アレニレ、クサギ、キリ、ハゼノキ、エノキ、ムクノキ、センダン、アカメガシワ など
      特性:落葉樹、陽樹、耐乾性が強い、成長が早い
  (2)目地に腐植土が出来ている
      風で運ばれたほこりや雑草・落ち葉などが朽ちて生成され、水分を保持・養分を供給
  (3)目地への打込み石が脱落して大きな穴ができ、樹木の生育場所となっている。
  (4)種子が目地に着生
      風による種子の飛来や、野鳥の糞(中に種子が含まれている)が落下などが原因
  (5)樹木生育の要件
      目地にできた腐植土に種子が着生し、雨期に水分を得て、発芽成長する。

 2.対策 
  (1)生育樹木を根元から切り取る
      張るから夏の成長旺盛な時期に行うと、樹勢が衰える
  (2)生育期に萌芽成長した芽生えを何回も切り取る
  (3)根株の切り口から枯殺剤(薬剤)をしみ込ませる
  (4)目地にできた腐植を取り除く
       新たに飛来する種子を生育させない
       種子は雨水で発芽するが、乾燥して枯死する
       [方策](ア)手カギ、竹ほうきなどで掻き出す
           (イ)掃除機で吸い取る
           (ウ)圧搾空気で吹き飛ばす
  (5)目地に打ち込み石を詰める
  (6)一年草雑草は引き抜く
       [効果](ア)根が多く腐植をつけて抜けてくる
           (イ)雑草からの腐植が減少する
           (ウ)雑草種子の落下をなくする 

 
 

 
石垣着生樹木雑草の現状(平成16年8月)


以上が磯野さんの提言//具体的にどうしたら良いかの話は記載されていませんが、丸亀城を保存してゆく上では、避けて取れない重要な問題だと思います。とりあえず、提言の全文を掲載しました。



 磯野さんの提言文を拝見して、管理人も昨年(平成15年夏)丸亀城を空撮した時のことを思い出し写真を取り出して見ました。その時も、”夏季とはいえ、緑の樹木ばかりが目立ち、石垣が見えない!”と、感じたのであったが、よく観ると石垣に着生した樹木・雑草があるある!! これでは「石垣の美しさで知られる丸亀城」の名が泣く!
 
北面現状(平成15年夏季)              南面現状(平成15年夏季)



 同じ方向から空撮した写真(おそらく平成10年)が手元にあったので、比較を試みてみた。樹木・草の状況からすると冬季に撮影したもの。撮影季節の違いがあるとはいえ、明らかに石垣に着生樹木は、平成15年よりは少なく、石垣の形状がよく判別できる。

 
北面現状(平成10年冬季)              南面現状(平成10年冬季)


 丸亀城跡 土塀白壁補修について              丸亀市発表内容はこちら

           

 平成9年度の台風9号により、内堀に面する土塀の白壁(漆喰)が2ケ所剥落しました。内堀の水面に土塀の白壁が映える天守を見上げる格好のViewポイントの一つだけに早急な補修が望まれていましたが、平成15年度にその調査が実施されました。この発掘調査結果の現地説明会が平成16年2月22日開催されました。この結果を受け、補修方法・範囲の決定がなされ平成16年度に土塀の補修が行われます。

 丸亀城 東石垣補修工事    

 

 丸亀市発表 丸亀城櫓復元資料収集懸賞事業          丸亀市発表内容はこちら
 丸亀市は史跡丸亀城跡保存修理事業として平成2年度から毀損石垣の修復を実施していますが、この事業の最終目標である京極氏時代の完全復元、いわゆる「隅櫓・多聞」の復元を目指し、これらの建物が完全復元できる古写真を収集するものです。

 この度、詳しい事業の実施要領が発表されました。現在のところ、明治初期に取り壊された建物の写真は残されておりません。インターネットを利用して、広く世界に情報の提供を呼びかけることになったそうです。こうした資料をお持ちの方、ご存知の方は丸亀市教育委員会に情報をお寄せ下さい。

             
 丸亀城・櫓、復元へ資料募集−懸賞金も     四国新聞(平成16年2月20日掲載)
 丸亀市は、丸亀城の櫓(やぐら)などを修復しようと、現存当時の写真などの復元資料の提供を求める方針を固めた。有力情報の提供者には最高一千万円の懸賞金を贈る。新井哲二市長は「財政状況は厳しいが、お城の復元という夢のある事業に力を注ぎたい」と話している。文化財保護を目的に、自治体が懸賞金制度を設けるのは珍しいという。

 三月議会に2004年度当初予算の債務負担行為として提案。可決すれば四月からインターネットなどを活用し、10年度までの七年間に限って募集する。

 丸亀城は、讃岐藩主・生駒親正が1597(慶長二)年から五年をかけ、亀山(標高66メートル)に築いたとされる平山城。木造天守閣を持つ城として知られ、一九五三年に国の史跡となり、天守閣と大手門は重要文化財にも指定されている。

 築城当時は天守閣や御殿屋敷、十一の隅櫓、櫓同士をつなぐ多聞などがあったが、櫓は明治維新直後に二つが焼失、残りもその後取り壊され、現在は天守閣や大手門、御殿表門などが残るのみとなっている。

 市にとって櫓や多聞の復元は積年の課題。九六年度には市教委が「丸亀城跡保存整備基本計画」を策定、整備方針を示している。

 城は国の史跡のため、復元するには外観だけでなく、建面積や高さ、柱の位置、組み方などが詳細に分かる写真や絵図などが必要。募っている情報は、文化庁の復元への理解が得られるような資料で、懸賞金や資料収集のための具体策はこれから詰める。

 市は「議案が可決されれば、防衛研究所図書館に職員を派遣したり、ホームページを開設して海外にも広く協力を呼び掛けたい」としている。

 21世紀へ―讃岐の遺産  丸亀城跡     平成12年2月28日 山陽新聞 朝刊香川面 掲載
 全国屈指“扇のこう配”往時の姿復元 整備計画進む
   丸亀市教委文化課の東信男調査員や、城内で清掃奉仕に励む同市土器町西、新谷耕造さんの記事など


 丸亀城復元計画
 丸亀市は1996年度に「丸亀城跡保存整備基本計画」を策定し、隅櫓や多聞の完全復元を目指して保存整備に努めている。

史跡丸亀城跡保存整備基本計画
 城を京極時代の姿に戻す長期的な整備計画。第一段階で石垣や国重文の天守閣、大手門などの修復と遺跡の発掘調査、第二段階で場内グラウンドの移転と土塀の復元などを行い、最終の第三段階で建造物の復元や遊園地などの城内施設の移転に取り掛かる。
 建造物関係では、明治二年に焼失した藩主御殿を歴史博物館に、同十年に老朽化などで取り壊された石垣上の隅櫓(やぐら)や多聞などの復元などが盛り込まれている


   
丸亀城復元イメージ図
   
亀山城旧藩図[山北神社蔵]   丸亀城木図[丸亀市立資料館蔵]