讃岐源之丞  [ 三豊市三野町 ]


  [傾城阿波の鳴門〜巡礼歌の段〜]

 阿波徳島の藩主玉木家のお家騒動で、忠義の家老桜井主膳が悪人小野寺郡兵衛のため、主家の重宝国次の名刀を盗まれて困惑しますが、藩臣十郎兵衛、お弓夫婦及び藤屋伊左衛門らのかんなん苦心によって、悪人から再び名刀を取り返し、主家が安泰になるという物語です。
 本日演じるところは、お弓が「神仏助け給え」と手合わせている所へかわいい巡礼の詠歌が流れて来るところから始まります。
 あまり可憐な少女なので、身の上話などを聞いてみると、この子こそは国許に残した我が娘お鶴です。預けておいた祖父母が死んだので、両親の行方を尋ね出そうと巡礼の旅に出ているのでした。
 お弓はわが子愛しさ、可愛さに、その場で母と名乗って抱きしめたい思いにかられますが、共に暮らすことが出来ない境遇ですから名乗らないほうが娘のためと、思い直し、何かといたわりの言葉をかけた後、涙とともに心を鬼にして別れます。しかし、子を思う母の心はうずき、堪えかねて娘の後を追って駆け出す所で終わります。
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 讃岐源之丞保存会による 「人形浄瑠璃 伊達娘恋の緋鹿子 火の見櫓の段 [ 5:00 ]  H18.9.21公演