山本長刀踊り [山本町]

 明治初期、辻村に住んでいた永田為一という青年が、坂出市林田町の柔術家に弟子入りの折り、総社神社の渡御行列を見て大変感動し、ふるさとの辻村に帰ったのち、菅生神社の祭礼行事にとり入れ、先頭で露払いの役を演じたものを昭和40年代初期に教育委員会で文化財を担当していた淡河禎蓮氏と若人の会会員達により現代風にアレンジした伝統芸能です。

  昭和62年文化庁主催の中四国民俗芸能大会出演を期に山本長刀踊保存会を結成し、毎年県内外の大会に参加活動を行っています。

  この踊りは白装束の演技者が、長さ2m、重さ2kgの長刀を持ち、2人一組の踊り手を作り、かけ声と柄の打ち合う音だけの武骨な踊りですが、払い、突き、打ち込み、うしろ突き、水車、風車(頭上で片手ずつ交互に長刀を回転させる技)等の形を組み合せ、流れの中に歌舞伎や能楽的な動きが見られる攻撃防御、勇壮で素朴な古武術踊りです。2本の職竿に手編みの太い縄を張り渡し、長刀で一刀両断にするところにはじまり風車の総振りまで見応えのある芸能です。
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