仁尾八朔人形まつり 2003
[まつりの由緒]
 
現在の覚城院のあたりに、永禄年間から仁保・吉津・比地中村の領主であった細川頼弘公居城の仁尾城がありましたが、戦国時代の420年前天正7年3月3日、土佐の長曽我部元親の侵攻を受けあえなく落城。以来、仁尾では3月3日の雛まつりは行わず、八朔の日(旧暦の8月1日)に女子の雛節句も祝うようになりました。
 初めての男子誕生に際し、その子の健やかな成長を願って、八朔に神功皇后と団子馬を飾る風習は、西讃一円に広く見られますが、これに加えて仁尾町では、八朔まつりに古くから店舗や座敷に舞台を設け、石、砂、草木などで箱庭風の山川渓谷を作り、人形を置いて人々に広く知られている歴史上の物語やお伽噺の名場面を再現するという風習が出来上がりました。


[まつりの復活]
 全国に例を見ないこの独特な、まさに芸術とも言える八朔人形飾り、この伝統行事は、住宅事情などで昭和40年頃から途絶えておりました。在町の年配の方は、昔飾った経験があり、人形製造業者も町内に数軒残っていますので、商店街の活性化や町の賑わいづくりに繋げようと、仁尾町商工会が中心となり、町民に古い人形の提供を呼びかけ、1998年に復活することができました。


[まつりの特色]
 町内10数箇所の商店や民家に舞台、人形を飾り付け、途中には、郷土料理や特産品の店、人形づくりの体験コーナー(人形工房)なども設けています。全工程約2キロメートル、古い城下町が3日間人形まつり一色になります。
 また、このまつりには、商工会はもちろん、町役場や幼稚園、小中学校、文化協会、老人会、婦人会、農協、漁協など町内のあらゆる団体から、老若男女がボランティアで参加し、舞台製作や当日の案内、人形づくり体験の指導などに当たっています。近隣の町からの展示協力もあり、文字通り、「地域ぐるみの手づくりイベント」に成長しました。


[地域の活性化に向けて]
 来場者は回を重ねるごとに増え、昨年はこうした住民上げてのまつりへの取り組みが認められ、全国137のイベントの中から、(財)地域活性化センターと全国58社の新聞社主催による
「第7回ふるさとイベント大賞・総務大臣表彰」に選ばれ、日本一の評価を受けました。
 小さな町でも、アイデアと工夫次第で日本一になれると大きな自信になりました。これからも歴史や伝統文化を大切にすることで地域の一体感を高め、住民皆が協力して活性化に取り組んでゆきたいとおもっております。

                           仁尾町商工会会長 菅 善明

   2003年のまつりに合わせて制作の、仁尾郵便局のスタンプ


 2003年のまつりは9月21〜23日の3日間開催され、「NHK総合TV ひるどき日本列島」でも全国に生中継されるなど、多くのマスコミの取材を受け、例年に倍する方々が県内外からお越しいただきました。スタンプラリーを兼ねた案内図を片手に、古い町並みを散策しながら、人形飾りを見物される方々で、狭い道路はあふれる程に賑わいでした。
・2003 ラリー用紙表 ・2003 ラリー用紙
 
                 

全展示場面をVideo で御覧頂けます。
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[収録時間 8分]

 八朔人形まつり 2003  

9月21日(日)/22日(月)/22日(祝)
Am9:00〜Pm8:00
    開催されました。